工業用品としての用途

・金の展性を利用したもの

金は徹底的に薄く伸ばすことが出来る珍しい金属です。そのため、金箔や金糸などを容易に作り出せるのです。
この金箔は見た目の美しさもさることながら、金箔を貼った面を腐食などから保護する役割も兼ねています。
厚さは厚くなりますが、金メッキなどもこうした目的で使われます。
大きなところでは人工衛星の外側に貼られたりもしています。
また、金箔をちぎって祝い料理にまぶすことも、ときおり見かけます。
金の反応性が薄いので、身体には影響ありません。

・金の反応性の低さに着目したもの

金は酸等におかされる事が少ないため、金歯として使用することも多いです。
いつも濡れた部分にあるので、錆びたりすると都合が悪いのですが、 その点腐食性の低い金はピッタリなわけです。
また、耐性が高く、反応性が低いので、アレルギーを起こしにくく、 長期間使用しても金の成分が流れ出すようなこともありません。
同様の理由で割れた陶器を修理する際に接着剤代わりとして使用することがあり、金継ぎと呼ばれます。
金で補修することによって 、新たな味わいが出るというのもポイントになっています。

・伝導性の高さを利用したもの

CPU、LSIなど、演算機器において金はなくてはならない存在です。
よりクリアでより高速の電気信号を伝えることが出来、腐食などの危険が無い金は、 こうした最先端の電気製品において、 代替が利かない優秀な品物なのです。また、端子部分などにも使われているのもやはり製品の品質を高めてくれるからです。

・その他の用途

例えば、ガンの治療薬として、または検査時のコーティング材として使用されるなど、医学関係にも大きな役割を果たしています。
その他、化学反応の触媒としての用途や、金を細く伸ばした金糸は刺繍材、着物のアクセントとして用いられるなど色々な分野で使用されています。